ヒュンダイ ソナタ、6代目へモデルチェンジ

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ヒュンダイ ソナタ、6代目へモデルチェンジ
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ヒュンダイは17日、韓国ソウルで新型『ソナタ』を発表した。ヒュンダイのグローバル主力セダンに位置づけられ、韓国だけでなく、アメリカや中国へも順次投入。2011年には年間45万台を販売する計画だ。

初代ソナタは1985年にデビュー。使い勝手に優れるミドルクラスセダンは韓国で大ヒットし、一躍ベストセラーになった。新型は6代目に当たり、2005年に「YF」のコードネームで開発をスタート。4年の歳月と3億7200万ドル(約338億円)の巨費を投じ、ヒュンダイの自信作が完成した。

外観はヒュンダイの最新デザイン言語、「流れるような彫刻」をテーマに設計。ボリューム感を持たせた面構成と4ドアクーペともいうべきエモーショナルなフォルムが特徴だ。ボディサイズは全長4820×全幅1835×全高1470mm、ホイールベース2795mm。先代比で、20mm長く、5mmワイド、5mm低い。ホイールベースは2795mmで、65mmも延長している。

室内は同社の最上級車、『ジェネシス』『エクウス』にも負けないクオリティを追求。クラストップの快適性や安全性を保ったうえで、ダイナミックなデザインを採用した。安全面では、6エアバッグ、VDC、ヒルスタートアシストコントロール、ブレーキアシストシステムなどを標準装備する。

エンジンは2.0リットル直4の「ゼータII」ユニットで、最大出力は165ps、最大トルクは20.2kgm。トランスミッションは6速ATで、燃費は12.8km/リットルと先代比で11%の改善を果たした。

ヒュンダイは、新型の韓国価格を2130万 ‐ 2595万ウォン(約160万 ‐ 195万円)と公表。年内の韓国での販売目標台数は6万台とした。2010年初めには米国アラバマ工場でも現地生産が開始され、2.4リットル直4GDI搭載車を発売。現地ではトヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』がライバルだ。また、中国には2011年初めに新型を投入予定。ヒュンダイは2011年の新型の年間販売台数を45万台と想定している。

ヒュンダイの今年1 - 8月米国新車セールスは、前年同期比0.7%減の31万0706台と、落ち込みは最小限。欧州では24.5%増の20万2718台と存在感を増している。ヒュンダイ副会長のEuisun Chung氏は、「新型が世界のミッドサイズセダンの新基準を打ち立てる。ヒュンダイのブランド価値を高めてくれるモデル」と自信たっぷりだ。

《森脇稔》

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