【フランクフルトモーターショー09】ボルボ C30 に究極のエコグレード…CO2排出量99g/km

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【フランクフルトモーターショー09】ボルボ C30 に究極のエコグレード…CO2排出量99g/km
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ボルボカーズは15日、欧州向けの『C30』にアイドリングストップ機能が付いた「1.6D DRIVe」グレードを追加した。欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmと、ボルボのラインナップで最高の環境性能をマークする。

ボルボは今年のフランクフルトモーターショーで、C30のマイナーチェンジモデルを発表。バンパー、ヘッドランプ、グリル、フェンダーなど、フロント部分のほぼすべての構成部品を一新し、フルモデルチェンジに匹敵する変身を遂げた。

またボルボは2008年10月のパリモーターショーで、「DRIVeシリーズ」の欧州市場投入を宣言。『C30』『S40』『V50』に徹底した環境対策を施すことで、クラストップのCO2排出量、115 - 118g/kmを達成した。

DRIVeシリーズは、最大出力109ps、最大トルク24.5kgmを発生する1.6リットル直4ターボディーゼル搭載車をベースに、燃費向上やCO2排出量低減に効果的な、さまざまな改良を加えている。

外観で目を引くのが、専用アルミホイール「Libra」。表面をフラットにしたデザインで、空気抵抗を10 - 15%低減することに成功した。エアロパーツ、ミシュランの低転がり抵抗タイヤ、3 - 5速の専用ギアレシオなども採用。さらに、高速走行時の揚力を抑えるために車高は10mmダウン。エンジン冷却性能の向上、コンピュータの変更、低抵抗ミッションオイルの採用、パワーステアリングのチューニング見直しなど、細かい部分にまで手を入れた。この「DRIVeシリーズ」は今年2月、『V70』『S80』『XC60』『XC70』にも拡大設定されている。

今回発表されたC30の「1.6D DRIVe」グレードは、アイドリングストップ機能をはじめ、従来のDRIVeシリーズで培われた環境対策を導入。欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmと、クラストップレベルの環境性能を実現した。最大1380kmを無給油走行できる足の長さも備えている。

ボルボカーズのCO2対策担当、Peter Ewerstrand氏は、「ボルボの歴史において、CO2排出量が100g/kmを切るモデルは初」と語っている。

C30の「1.6D DRIVe」グレードは、欧州では10月から販売開始。欧州で税制上の区分を示すVEDは、100g/km以下の車両に適用される「バンドA」となり、税制上の特典も受けられることになる。

《森脇稔》

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