iPhone用TomTomアプリ使ってみた…ダウンロードに8時間!

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北米版TomTomアプリがついにリリース

8月17日、待ちに待っていたあのiPhoneアプリが北米でついにリリースされた。欧州発のナビソフト『TomTom』だ。昨年のiPhone3Gの発売前から対応アプリ開発の噂は聞こえてきたのだが、諸般の事情により(?)発売がここまでずれ込んだのだ。

言うまでも無くGPS機能はiPhoneの最大の魅力のひとつ。この機能を利用した施設検索などのアプリも豊富かつかなり便利だし、APPLE推奨のGoogle Mapとの組み合わせによるNAVI機能もシームレスに作動し、略式NAVIとしては優秀だ。

が、ことにNAVIを出張先の自動車内で使用する頻度が高い僕のような者にとっては、Google Mapによる案内機能はやはり力不足であることは否めなかった。

3Gから3GSときて、今ではiPhoneは僕の生活に欠かせないツールとなっているのだが、唯一、不足していたもの、それが通信無しのスタンドアローンタイプのナビだったのだ。

日本国内では様々なナビアプリが登場しているが、米国では妥協もストレスもなく使用できる実用的アプリは皆無だったのだ。

というわけで、リリースのニュースを聞き、すぐさまiTuneを立ち上げた。入手の方法はiPhone用アプリと同じくiTuneストアで地図込みのTomTomアプリをダウンロードする形式のみでもちろん説明書もない。購入するにはiTuneストアのアカウントさえ持っていれば、24時間世界中からその場でダウンロードが可能というのは便利だ。

◆ダウンロード完了まで「あと8時間」に愕然

クリックすると、現れたのは「あと8時間」の表示。アプリは、テレアトラス社のアメリカ&カナダ全域をカバーする地図と関連する最新POI情報を含む1.21GBという大容量。

そして、どうやらこのアプリのリリースを待ち焦がれていたのは僕だけではなかったようで、リリース当初はアクセスが殺到し、サーバーが込み合っていたらしい。実際、有料アプリの中でも高価な部類であるにもかかわらず、リリース直後から頭抜けたダウンロード数をカウント。2日間にわたりBest有料アプリにランキングしていた。

◆売り切り価格で約100ドル

愕然としながらも、そのまま放置して翌朝チェックするとダウンロードは無事に完了。正確なことはわからないが、実際はブロードバンド経由で90分程度だろうか? 今回リリースされたのはアメリカ/カナダ(99.99ドル)、西ヨーロッパ(139.99ドル:北米での販売価格)、ニュージーランド(94.99ドル)、オーストラリア(79.99ドル)の4種類(直後にヨーロッパエリアは国別バージョンも追加された)。日本を含むアジアは残念ながら用意されていない。

対応機種は、バージョン3.0以上のiPhone3GとSGSのみで、 GPS機能が組み込まれていない第一世代のiPhoneやiTouch用は後日(恐らく外付けGPSユニットとセットで)発売されるとのことだ。

◆スマートフォン/PND同様の使い勝手

これまでも僕は複数タイプの『TomTom』を愛用してきた。iPhone3G以前はスマートフォン用「TomTom」=「Navigator」を、Window Mobile搭載のスマートフォンにソフトをインストール。マッチ箱程の大きさの専用GPS受信機を携行していたし、それ以前はコンパクトではあるがやはりかさばるポータブル『TomTom』を利用していた。(こちらはiPhoneへの移行後、再び日の目を見ていたが、旅行鞄に詰め込む度にiPhone用『TomTom』が早くでないかとぼやいたものだ)。

スマートフォン用のTomTom『Navigator6』はソフトウェア自体をPCにダウンロードして必要な地図や機能のみを本体にダウンロード。地図の追加購入やリアルトラフィック機能設定、言語設定などはPC上の操作パネルを介して行う仕組みだったので、スマートフォン本体のメモリーをセーブできた。が、iPhone用はiTuneから全て丸ごとダウンロードし、iTune側での操作は一切できない。アプリや地図のバージョンアップ、ファームウェアの更新の方法等は、現時点でアナウンスされていないのだが、これも他のiPhoneアプリ同様にiPhone側のAppStoreで更新されるもようだ。

◆ローカル保存のデータにもメリットが

丸ごとiPhoneに取り込むという方式はメモリー負担の大きさに目を奪われがちだが悪いことばかりではない。iPhoneに全てがインストールされるので、ナビゲーションを使用する際に一切通話機能を必要としないのは、携帯電話式アプリとしては大きなメリットだ。
海外で使用する場合でも、自動的に3Gに接続する「データローミング」の設定をオフにしておけば、高額のローミングチャージに驚くこともない。現地のレンタカーにナビオプションを付けることを考えると、経済的だし、また事前にルート検索ができるので便利だ。

※本記事は北米での利用レポートです。現在、日本国内向けにTomTomアプリはリリースされていません。

《ケニー中嶋》

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