[総選挙09]週刊誌 特大号3誌を読み比べ

2009年9月4日(金) 18時15分

「日本」の走る道はどこか。運転手のアクセルワーク、ハンドルさばきは……。総選挙で民主党が大勝した。直後発行の週刊誌3誌、『週刊文春』9月10日号(文藝春秋)、『週刊朝日』9月11日号(朝日新聞出版)、『週刊新潮』9月10日号(新潮社)の記事を読み比べる。順不動。

それぞれ「総選挙特大号」「特大号」「選挙特大号」と銘打っているが、売店や書店まで行って通常号より高い金額を払って、読んで良かったと思える記事は少ない。開票開始直後のTV特番を文字にして印刷したような内容が並ぶ。

文春の「スクープ速報30本 / 政権粉砕! 『勝者の混迷』と『敗者の怒声』」では候補者の選挙運動の様子を伝える。民主党で当選した田中真紀子氏は「高速無料化なんかどうでもいい」そうだ。今回の選挙のレポートではないが、巻末グラビア「自由民主党の54年 / その『栄華』と『崩壊』」は面白い。

朝日は「『鳩山内閣』の『内定者』リスト」を掲載、国交相に6人、環境相に5人(仮名含む)、経産相に6人の名前が挙がっている。

新潮には櫻井よしこ氏が連載の拡大版として「民主党政権が運んでくる『教育荒廃』と『エコ破綻』」を寄稿。「到底不可能」「国民負担も膨大」といった小見出しが並ぶ。新潮では、特集名の「われら衆愚の選択」という表現が刺激的だ。

当確確定から発売まで時間がなかったせいか、あるいは、あまりに予想通りの結果だったせいか、予定稿の事実関係を整理した程度の記事ばかりで、開票結果を受けての考察記事は見られない。次週以降に期待。

《高木啓》

注目ニュース

国土交通省、定例会見の目処も立たず

国交省は、大臣会見と事務次官会見を各2回、1週間に4回の会見を実施している。9月1日、選挙後はじめて閣議の後、金子一義大臣の会見が開かれた。しかし、ここで問われたのは、総選挙の反省と新内閣引き継ぎまで...

高速道路無料化は「論議にならない」---NEXCO中日本の矢野会長

NEXCO中日本(中日本高速道路)の矢野弘典代表取締役会長兼CEOは30日、東京都内で開催された媒体懇談会で、民主党がマニフェストとして発表した高速道路料金無料化について、「具体的な論議にならない」と...

あなたが選ぶ政策---高速道路無料と出産55万、どちらが人気?

民主党がインターネットのポータルサイトなどに広告を出して、「あなたが選ぶ政権政策ベスト10」というアンケートを実施している(10項目から選択、「その他」なし)。27日午前での集計結果は、「官僚の天下り...

RSS

編集部ピックアップ