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ベルトーネ、一難去って…

2009年8月9日(日) 00時18分
スティーレ・ベルトーネ・マンティデ(2009年)の画像
スティーレ・ベルトーネ・アルファロメオBAT11 (2008年)の画像

カロッツェリア・ベルトーネの経営再建問題はフィアットが買収することで、一件落着となった。同時に、ベルトーネ工場は、フィアットが提携したクライスラーグループのイタリア生産に充てられることが明らかになった。

ただしそうしたフィアットとクライスラーの連携強化によって、1990年代からクライスラー『ボイジャー』の受託生産を手がけ、現在もジープ『グランドチェロキー』およびコマンダー』を生産しているオーストリアのマグナ・シュタイヤーが、今後どのような位置づけになるかが注目される。

いっぽう、創業家のベルトーネ家に関していえば、ひとまず荷は降りたものの、もうひとつの問題が残る。今回フィアットに譲渡することになった車体生産部門とは別の、デザイン会社に関してである。

経営危機に伴う騒動のなかで、従来のデザイン部門を引き継いだ「スティーレ・ベルトーネ」社とは別に、故ヌッチオ・ベルトーネの未亡人リッリが4月に新たに「ベルトーネ・チェント」という新しいR&D会社を設立したのだ。つまり、今日“ふたつのベルトーネ・デザイン”が存在するのである。

両社のデザイン・ディレクターは、「スティーレ・ベルトーネ」が元ピニンファリーナのジェイソン・カストリオータ、「ベルトーネ・チェント」が元フィアットのマイケル・ロビンソンだ。

ベルトーネは1912年の創業である。3年後の100周年は、いったいどのような形で祝うのだろうか?

《大矢アキオ》
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