米国IIHS(道路安全保険協会)は15日、新型レクサス『RX』を「2009トップセーフティピック」に選定した。同車の高い安全性が、公的に認められたことになる。
IIHSの衝突テストは前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価。IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に指定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。
IIHSでは、『RX350』の4WDグレードでテストを実施。同車はESP、ABS、サイドエアバッグ、前後カーテンエアバッグ、前後シート内蔵エアバッグを標準装備する。その結果、総合評価でGOOD(優)を獲得し、ミッドサイズラグジュアリーSUV部門で、IIHSのトップセーフティピックに認定された。
テスト結果を検証すると、前面衝突では首、胸、膝、足などに受けるダメージが最小限との評価。側面衝突でも、それらの部位への損傷が少ないと認められた。また、どちらの衝突テストでも、ボディの安全構造が高い評価を受けている。
レクサスRXは、2004年発売の先代モデル(日本名:トヨタ『ハリアー』)もトップセーフティピックの指定を受けていた。これで2代続けて高い安全性能が認められたことになる。