メルセデスベンツ Eクラスクーペ 新型…第1号車を納車

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ダイムラーは11日、新型メルセデスベンツ『Eクラスクーペ』の最初の1台を、ドイツ・ブレーメンのカスタマーセンターで顧客に引き渡した。

新型Eクラスクーペは、3月のジュネーブモーターショーで初公開。『CLK』の後継に当たるエレガントな2ドアクーペだ。1月のデトロイトモーターショーで発表した新型『Eクラスセダン』のシャシーをベースに、伸びやかなフォルムを持つ2ドアクーペを開発した。

第1号車は、5.5リットルV8(387ps、54kgm)を積むトップグレードの「E500クーペ」。ボディカラーはパラジウムシルバーで、オプションのAMGスポーツパッケージ、マルチメディアシステムの「コマンド」、走行状況や天候によって5種類のモードを持つ「インテリジェントライトシステム」を組み込んだ1台だ。

ブレーメンのカスタマーセンターに車両を引き取りに来たのは、オーナーのSiegfried Mollerさん(56歳)。「25年間、メルセデスに乗り続けている。E500クーペの初ドライブが楽しみ」と喜びの表情で話した。

ブレーメン工場のPeter Schabert工場長は、「Eクラスクーペはブレーメンだけで生産。最初のドライブの瞬間から、そのエキサイティングな走りを楽しんでもらえると確信している」、と応じた。

Siegfried Mollerさんは、親子2代に渡ってメルセデスオーナーとのこと。キーを受け取ると、さっそく自宅のあるドイツ西部のハムに向かって、ステアリングホイールを握った。

《森脇稔》

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