富士重工業は14日、環境省に電気自動車(EV)スバル『プラグインステラ』のプロトタイプ15台を近く提供すると発表した。同省を通じ神奈川県、愛知県など5自治体と郵政事業会社に今年6月まで貸与される。
このEVはリチウムイオン電池を搭載。モーター出力を従来の40kwから47kwに高めたほか、軽量化などの改良を行っている。車両重量は1010kg、最高速度は100km/hで、1充電当たりの航続距離は80km。
量販モデルと基本仕様は同一という。貸与先ではカーシェアリングの形態で利用される。富士重工は今年7月に市販を始め、2009年度中には170台程度の供給を計画している。