三洋電機、電気を通すプラスチックの新製法を開発

2009年3月15日(日) 21時43分
三洋電機は、電気を通すプラスチック「導電性高分子」の研究において、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)で1200S(ジーメンス)/cm以上というこれまでで最高の導電率を再現できる新製法の開発に成功したと発表。の画像
三洋電機、電気を通すプラスチックの新製法を開発の画像
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電機は、電気を通すプラスチック「導電性高分子」の研究において、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)で1200S(ジーメンス)/cm以上というこれまでで最高の導電率を再現できる新製法の開発に成功したと発表。

導電性高分子は「電気を通すプラスチック」とも言われ、帯電防止膜、コンデンサなど幅広い用途に使われているが、用途拡大・性能向上のため、高い導電率を簡便に実現できる材料や製法の開発が求められていた。

今回、導電性高分子材料ポリエチレンジオキシチオフェンの化学酸化重合で、重合時に加える添加剤の新規開発をおこない、1200S/cm以上という高い導電率を再現良く得ることのできる製法を開発した。

現在、タッチパネルや液晶テレビ等には、導電率が数千S/cmのITO(インジウム錫酸化物)という金属酸化物系の透明電極材料が用いられている。しかし、インジウムは価格高騰、資源枯渇等の問題を持つ希少金属であり、代替材料の検討が行われている。

今後、低コストの塗布プロセスで形成できる導電性高分子の性能が向上し、ITO並みの導電率と透明性が確保できれば、ITOの代替として用いることも候補として考えられる。さらに、導電性高分子膜は柔軟性に優れているため、曲げに強く、低温形成も可能であることから、従来製品と異なり、プラスチックフィルムを基材とした超軽量・薄型のデバイスにも適用することが可能としている。

《編集部》
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