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神戸製鋼、大型自動車運搬船に降伏点47kg級鋼板を採用

2009年2月26日(木) 21時06分
ストロングウェブ…主に横方向の応力を受け持つ大型の横隔壁部材の画像
サーピン加工…異なる板厚の鋼板を溶接するために、板厚の厚い側の鋼板に実施するテーパー加工の画像

神戸製鋼所は、今治造船と共同で、大型自動車運搬船(PCC)への降伏点47kg級高強度TMCP鋼板の適用検討を進めてきた結果、日本海事協会から実船適用の承認を得て、2009年起工の大型自動車運搬船に採用することが決定した。造船業界では初となるコンテナ船以外への採用となる。

PCC船の設計では、効率よく自動車を積み込むこむため、極力柱や横隔壁を減らすことが求められている。一方で海上輸送量の増大を受け、船体の大型化が進んでいる。今回高強度鋼板が採用される大型の横隔壁(ストロングウェブ)では、大きな応力を受け止めるため、これまでは板厚50mmを大きく超える極厚鋼板の使用が不可避な状況にあった。
 
今回、この鋼板を用いることで、降伏点36kg級の従来製品に比べ板厚を約30%低減できるため、安全性の向上、船体軽量化による省エネ化、溶接時間・部材加工時間の短縮による生産性の向上を図れる。
 
同社は当社は今回の採用を皮切りに、今後コンテナ船や大型自動車運搬船以外の幅広い船型への採用範囲の拡大を図っていく。

《編集部》
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