【デトロイトモーターショー09】スバル レガシィ 次期型…アグレッシブなスタイリング

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スバルオブアメリカは『レガシィコンセプト』の概要を明らかにした。次期『レガシィ』のセダンモデル(日本名:『レガシィB4』)の方向性を示唆したコンセプトカーだが、ボディの基本骨格は市販車そのものと思われる。

デザインのキーワードは「プレセンス」。アグレッシブなフロントマスクや、塊感のあるボディが強い存在感を放つ。4つのフェンダーはアーチ状にボリュームを持たせ、シンメトリカルAWD車ということを明確に主張したのもポイントだ。

ボディサイズは全長4795×全幅1821×全高1499mm、ホイールベースは2750mm。現行型よりも160mm長く、91mmワイドで、74mm背が高い。ホイールベースは80mm伸ばされた。北米市場を意識したボディサイズ拡大と受け取れる。

とくに80mm延長されたホイールベースがもたらすメリットは大きい。スバルは「室内空間、とくに後席足元のゆとりが拡大し、大人4名が快適に過ごせるスペースを実現した」と説明している。

インテリアはインパネ中央の大型モニターに各種情報を集中表示。ヘッドレストモニターなど、エンターテインメント面の装備にも抜かりはない。ホワイトレザーで仕上げられたシートは、上質なイメージだ。

また、スバル得意の水平対向エンジンは、次期型ではトップグレード用に6気筒の3.6リットルが用意される。現行モデルの6気筒、「EZ30」型3.0リットルが最大出力250ps、最大トルク31kgmだから、このスペックを上回るのは間違いない。

メカニズムの詳細は公表されていないが、関係者によると、シャシーは現行『インプレッサ』から採用され、『フォレスター』、『エクシーガ』にも導入している「SIシャシー」となり、前後サスペンションも一新されるという。

アグレッシブなスタイリングに走りの性能も磨き上げた次期レガシィ、期待度120%といえそうだ。

《森脇稔》

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