ATM前で待ち伏せして襲撃、車両放火で証拠も隠滅

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19日深夜、愛知県春日井市内の路上で44歳の男性が2人組の男に襲撃される事件が起きた。男たちは男性の顔面を殴打して現金を奪い、クルマに監禁した状態で約15km離れた犬山市内まで拉致したという。

愛知県警・春日井署、犬山署によると、事件が起きたのは19日の午後11時30分ごろ。春日井市鳥居松町5丁目付近にある都市銀行のATMで、44歳の男性が現金を引き出し、自分のクルマに戻ろうとしたところ、2人組の男に襲撃された。

2人は男性の顔面などを殴打しながらクルマの後部座席に押し込め、粘着テープで縛り上げた。うち1人がクルマを運転。もう1人は、男性が引き出したばかりの現金約3万5000円やキャッシュカードが入った財布と携帯電話を強奪。男性に暗証番号を教えるように迫ったという。

約40分後に男性は解放されたが、男たちはそのまま逃走。男性は自力で粘着テープを剥がし、近くで発見した公衆電話から警察に通報したが、約15km離れた犬山市羽黒付近まで拉致されていたことがわかった。クルマは放火されており、通報を受けた犬山署員が駆けつけたときにはすでに全焼していた。

調べに対して男性は「解放された直後、バイクの音を聞いた」などと話しており、警察では2人組があらかじめバイクを隠した場所までクルマで走ってきた可能性が高いとみている。また、2人組は片言の日本語を話していたことや、証拠隠滅のために車両放火する手口から、警察は外国人が絡んだものとみて、さらに調べを進めている。

《石田真一》

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