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【PND/ケータイナビ比較 その5】月額315円でテレマティクスナビを使えることの意味

2008年12月19日(金) 10時12分
ナビ3台で実走テストの画像
東京都庁までの所要時間は首都高湾岸線を使って53分の画像
30分前に検索したときは神奈川1号〜羽田線経由で47分。リアルタイムの渋滞情報を参照している証拠でもあるの画像
ゴリラは35分程度で新宿に到着できるとしたが…の画像
ナビークルの画面にはVICS情報が表示されているの画像

PND(ゴリラ)と、ケータイナビ(ナビークル)の実走テストは、横浜みなみらい→東京都庁間で行った。ベンチマークとするフルナビ(三洋製の日産DOPナビ)でも東京都庁を目的地に設定した。なお、フルナビでカーウイングスの最速ルートは使っていない。

現地を15時に出発。目的地までの所要時間予想は、出発時の段階でゴリラが35分、ナビークル53分、フルナビが71分だった。渋滞情報を使えないゴリラは目的地までの距離から算出した時間。ナビークルはFM-VICSによる渋滞情報を加味した時間。フルナビはFM-VICSによるリアルタイム情報と、ナビ自体がデータとして持っている渋滞予測情報を加えたものだ。

「この時間帯であれば、通常の所要時間は60分前後」といった感じなので、それを境にナビークルとフルナビが位置しているのは興味深い。ゴリラの35分は渋滞がまったくない真夜中でもないかぎり、さすがに無理だろう。

テストを行ったのは週末の、しかもいわゆる「5・10日」であり、交通集中による渋滞が起こりやすい日だ。渋滞予測のデータも充実していると考えられるので、現実に一番近いのはフルナビの情報だと思う。ゴリラはともかく、リアルタイム情報のみを使ったナビークルがどこまで現実的なのかは気になる。

音声案内はゴリラもナビークルも合格点。ゴリラとフルナビがほぼ同じタイミングで案内を掛けたのは同一メーカーだからか。なお余談だが、ナビークルの案内の“声”はパイオニア カロッツェリアの『サイバーナビ』と同じものだ。

前述しているが、テスト中には季節外れの豪雨に遭遇した。これによってクルマの流れが一気に悪くなった。ナビークルとフルナビには渋滞を示す赤いラインが引かれ、到着予想時間も延びていったが、ゴリラは残距離から算出した時間を示すのみだった。

結局、横浜みなとみらいから東京都庁までは約90分を要した。豪雨による渋滞は完全に予想外だったが、一番近いのはフルナビ。ナビークルとゴリラがこれに続く。

テスト後の感想としては「突発的な豪雨が無かったら、ナビークルも健闘したのではないか?」だった。自車を含め、あまりの豪雨にスピードを落とさざるをえなかったこと。浜崎橋ジャンクションでの合流が普段以上にもたついたことなど、タイムロスした要素がたくさんあったからだ。

「日常的にクルマを使うし、遠出することも多い」という方には、やはりフルナビをお勧めしたいところだ。だが、これまでナビを使ったことがない人、あるいはいままで使っていたナビが古くなってそろそろ新しいものこれから買おうとと思っている人は、PNDを買う前にケータイナビを一回試しに使ってみて欲しい。たとえば今回取り上げたナビークルなら1ヶ月たったの315円で“テレマティクス対応ナビ”が使えるのだから。

2DIN・AVNにせよ、ポータブルにせよ、VICSに対応していないナビを持っているのであれば、渋滞情報や駐車場の満空情報などのリアルタイム情報を得るためにケータイナビをサブ的に使うという方法もあるだろう。特にUIや案内がカーナビライクなナビークルなら、ナビのヘビーユーザーでも違和感なく利用できるはずだ。

《石田真一》
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