ZMP、首都大学東京とカーロボティクス・プラットフォームを共同研究

2008年12月18日(木) 02時54分
ZMP代表取締役社長の谷口恒氏(左)と、首都大学東京システムデザイン学部山口亨教授の画像
ZMP代表取締役社長の谷口恒氏(左)と、首都大学東京システムデザイン学部山口亨教授の画像
10分の1スケールモデル・カーロボティクス・プラットフォームの製品イメージの画像

ロボット開発のベンチャー企業であるZMPは17日、首都大学東京と共同して、カーロボティクス・プラットフォームの研究を行っていくことを発表した。共同研究を行うのは、同大学システムデザイン学部所属のヒューマトロニクスの専門家で、社団法人自動車技術会エレクトロニクス部会幹事でもある山口亨教授。

ZMPでは、91年からスタートしたASV(Advanced Safety Vehicle)プロジェクトが第4期に入って急速な自動車のロボット化が進んでいる点、07年に社団法人日本ロボット学会と社団法人自動車技術会が、ロボット工学と自動車技術に共通する学術・学科技術での交流と協力関係の構築を目的に覚え書きを締結したことなどから、カーロボティクス分野の社会的重要性がさらに増していくものと判断。

それを受けて同分野での研究開発や教育を促進するため、現在ZMPが開発中なのが、10分の1スケールモデル・カーロボティクス・プラットフォームだ。実機での開発よりも費用やスペースの問題に対処でき、それでいて自律移動(自動運転)時の障害物回避のアルゴリズム開発や白線検出などの自動運転研究の開発を行えることが最大のメリットとする。

同プラットフォームには、ZMPが04年からの5年間で約300ユーザへの販売実績を持つエンジニア育成用ロボット教材「e-nuvo」シリーズで培った多彩な技術や教育ノウハウを導入していく。自動車関連企業や大学などの研究期間での教育・研究用としており、出荷予定は来年4月以降、価格はおおよそ50万円を予定。

山口教授との共同研究では、人とクルマのインタラクションや、自動車間の情報共有など、ロボット技術を駆使した新たなアプリケーション開発を計画していくとしている。

《編集部》
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