本田技研工業は23日、『モビリオ』と『モビリオスパイク』のパワーステアリングモータに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは、2002年12月10日 - 2008年4月3日に製作された22万3821台。
電動式パワーステアリング(EPS)のモータのブラシ材質とステアリングギヤ比の組合せが不適切なため、ハンドルが止まるまで据え切り操作を繰り返すと、モータの回線を均一にするための内部配線に大電流が流れ、配線が短絡してEPS警告灯が点灯するとともに、ハンドル操作力が増大するおそれがある。
全車両、EPSモータ1式を対策品と交換する。不具合発生件数は7件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。