米国の新車販売、11か月連続のマイナス…9月

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米国の新車販売、11か月連続のマイナス…9月
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民間調査会社、オートデータ社の調べによると、2008年9月の米国新車販売台数は96万4873台で、前年同月比は26.6%減と11か月連続の前年割れ。月間販売台数が100万台を下回ったのは、1993年2月以来、15年7か月ぶりだ。

従来はライトトラック系(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)の販売減少が目立っていたが、9月は金融危機の影響で乗用車系の販売も落ち込んだ。9月の販売台数の内訳は、ライトトラック系が31%減の48万5342台、乗用車系が21.6%減の47万9531台だった。

販売台数1位のGM(サーブを除く)は前年同月比15.5%減の28万1041台。販売奨励金を増額し、他社に比べて落ち込みを抑えた。2位はトヨタで32.3%減の14万4260台。1987年7月以来、21年2か月ぶりの大幅減に見舞われた。

3位のフォードモーター(ボルボを除く)は33.7%減の11万6301台。4位のクライスラーグループも32.8%減の10万7349台と、米国ビッグ2はそろって3割以上の大幅マイナス。5位のホンダは24%減の9万6626台、6位の日産は36.8%減の5万9565台と不振だ。

7位はフォルクスワーゲンで8.2%減の2万4937台。ベントレーがこの不況下で24%増の186台を販売しているのは注目できる。8位はヒュンダイで25.4%減の2万4765台、9位はメルセデスベンツで16.4%減の1万8792台、10位はBMWで25.8%減の1万8525台。BMWは8月までMINIを中心に売れていたが、9月は頼みのMINIブランドも6.7%減の3762台と後退した。

《森脇稔》

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