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JFEの1320MPa級ハイテン材、ホンダ フィット に採用

2008年9月16日(火) 18時54分
JFEの1320MPa級ハイテン材、ホンダ フィット に採用の画像

JFEスチールは、JFE-CALプロセス独自のウォーター・クエンチ(WQ)方式を活用した超高強度冷延ハイテンの「WQウルトラハイテン」シリーズのうち、高加工性1320MPa級超高強度冷延ハイテンがホンダの北米向け『フィット』『CR-V』のバンパーレインフォースメント(バンパーR/F)用として採用されたと発表した。冷間成形加工によるバンパーR/Fの強度としては、世界最高レベルとなる。

バンパーR/Fは、自動車の前面からの衝突時の衝撃荷重を受け止めるため、高強度化しているが、高強度化すると、成形加工が困難になること、遅れ破壊が発生する懸念があることから、これまでは980 - 1180MPa級ハイテンの使用にとどまっていた。また、高強度鋼板の冷間成形加工以外によるバンパーR/Fへの使用については、これまでホットプレス工法やアルミニウム押し出し工法が採用されたケースがあるがが、生産性や製造コストで課題があり、適用範囲は限られていた。

同社は、独自のWQ方式連続焼鈍プロセス(JFE-CAL)を活用して、加工用薄鋼板としては世界最高強度レベルの1320MPa級鋼板を開発した。この開発鋼板は、成形加工時の最大の課題であった加工品の寸法精度を、WQハイテンのメリットのひとつである材質の均一性により克服した。また、遅れ破壊の課題に対しては、開発鋼板の遅れ破壊が発生する使用条件を定量データベース化することで、遅れ破壊を防止できる部品設計を可能にした。開発鋼板を採用することで、従来のバンパーR/F部品と比較して、10 - 15%の軽量化が実現できる。

1320MPa級超高強度冷延ハイテンは、バンパー部品以外にもドアインパクトビームや車体骨格部品など、高強度鋼板が求められる用途への展開も見込める。

同社では今後も、自動車シート部品やボディー部品などについても更なる高強度・高性能な材料の開発を進め、自動車メーカーと一体となった高強度鋼板の適用技術開発によって、軽量化をはじめとするあらゆるニーズに対応していくとしている。

《編集部》
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