GMが2010年に11年型として発売予定のプラグインハイブリッドカー、シボレー『ボルト』の量産仕様の写真が、8日にネット上に流出し、GM幹部は犯人探しを行うとともに「トップシークレット」がいとも簡単に流出した経緯を調査するという。
GMはボルト量産仕様の写真を来週に行なわれるGM創業100周年イベントの目玉として発表の予定だった。
問題の写真はチーフデザイナーのボブ・ボニフェイス氏、チーフエンジニアのアンドリュー・ファラ氏、ラインディレクターのトニー・ポサワッツ氏、GMの副会長ボブ・ラッツ氏らがボルトの前に勢揃いしたもの。
リリース予定前に誤って流出してしまった可能性はあるものの、GMウェブサイトがハッキングされ写真が盗み出された可能性も否定できない。そのためウェブセキュリティの見直しや内部に協力者がいたか、などの調査を全社を挙げて行う予定だという。
GMが100周年記念にボルトの写真を公開する、というのはあらかじめ発表されており、GMが次世代ハイブリッドとして最も力を入れて来たボルトだけに、首脳部の怒りは相当なものだ。