【パリモーターショー08】ルノー メガーヌ 新型デビュー

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ルノーは9月9日、新型『メガーヌ』の概要を発表した。新型は3代目。欧州Cセグメントの人気車種らしく、スタイル、機能、走りとあらゆる面に磨きをかけたモデルチェンジだ。メガーヌシリーズには数種類のボディタイプがあるが、まずは主力の5ドアハッチバックが登場した。

新型は「一度見たら忘れないデザイン」をテーマに外観を設計。前後のオーバーハングを切り詰め、ダイナミックでスポーティなフォルムを実現した。現行型のリアは垂直に切り立ったウィンドウが特徴だったが、新型ではトランク容量を増やすために、オーソドックスな形状に変更。全長は4300mm、ホイールベースは2640mmで、現行型よりも+60mm、+15mm大きくなった。

内装はダーク系でスポーティな「エクスプレッション」、明るく落ち着いた「プリビレッジ」の2種類のトリムを用意。どちらもインパネは上下で色使いを分けている。また、メーターは速度計のみ、デジタル表示となる。ボディを大型化した効果は室内のゆとりに表れていて、ルノーは「前席室内幅はクラス最大級。後席足元の空間も405dm3(VDA計測値)とクラストップ」と自信を見せている。

エンジンはディーゼルのdciユニットが最大出力85/90/105/110/130/150/160psの合計7機種と豊富なラインナップ。ガソリンは1.6リットル(100/110ps)、2リットル(140ps)に加えて、日産と共同開発した1.4リットルターボを用意する。この1.4リットルは1.8リットル並みの130psのパワー、2リットルと同等の19.4kgmのトルクを発生。それでいてCO2排出量は1.6リットルよりも少ないのが自慢。また、バイオ燃料対応エンジンもガソリン/ディーゼルに設定する。

新型メガーヌは欧州で2008年11月に発売予定。今年のパリモーターショーでは最大のライバル、フォルクスワーゲン『ゴルフ』も新型を発表。欧州Cセグメントの2大勢力のモデルチェンジは、大きな話題を呼びそうだ。

《森脇稔》

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