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ハーレーダビッドソンがMVアグスタ&カジバを買収

2008年7月12日(土) 11時17分
MVアグスタF4CCの画像
カジバMITO SP525の画像

ハーレー・ダビッドソンは11日、イタリアの2輪メーカー、MVアグスタ・グループ(MVAG)を買収することで同社と合意したと発表した。これによってMVアグスタ・ブランドのほか、同グループ内のカジバ・ブランドもハーレー傘下に入る。

ハーレーはMVAGの全株式を7000万ユーロ(1億0900万ドル)で取得し、4500万ユーロ(700万ドル)の負債も引き受ける。ただし現在MVAG株式の95%を所有するクラウディオ・カスティリオーニ会長は留任する。同様に、開発責任者のマッシモ・タンブリーニもスポーツモデル部門のチーフとして留まる。

ハーレーは今回の買収で、MVアグスタおよびカジバの販売建て直しを図ると同時に、ハーレーダビッドソン・ブランドの欧州市場における拡販の足がかりとする。

MVアグスタは1907年、ジョヴァンニ・アグスタによって北部ヴァレーゼに設立された航空機メーカーに起源を遡る。第二次大戦後に航空機生産が禁止されたのを機に2輪に進出した。やがて1950 - 70年代にかけて市販・レース用ともに数々の名作を送りだしたものの、1980年に倒産した。

いっぽうカジバは、同じヴァレーゼで1950年に金属メーカーとして誕生した。CAGIVAとは創立者のCastiglioni GiovanniとVareseの頭文字を組み合わせたもの。1978年、2輪製造に進出。1992年にMVアグスタの商標権を取得し、より歴史の長い同ブランドを表面に打ち出したMVAGを形成した。

MVAGは昨2007年に全世界で5819台を販売したが、今年に入って急速に販売が伸び悩み、経営不振に陥っていた。

ちなみにイタリアのオートバイ市場でも、国産車は苦戦している。イタリア運輸省によれば、昨年の原付を除く国内2輪登録台数43万5959台のうちイタリア製は僅か46%。残りは輸入車で、そのトップ10を日本の4メーカーが占める。

そのような状況から、今回の買収は「市場における対日本車同盟である」とする見方が早くも出ている。

《大矢アキオ》
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