三菱ふそうトラック・バスは26日、小型・普通トラック『キャンターガッツ』、『キャンター』、『ファイター』、乗合バス『ローザ』、『エアロエース』、『エアロスター』計6車種の再生制御式DPFに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2006年5月29日 - 2008年5月8日に製作された3万5822台。
再生制御式DPF(ディーゼル微粒子除去装置)装着車が低速走行や頻繁なエンジン停止などエンジンに軽負荷な状況で使用を続けた場合、異音、白煙が発生し、エンジン回転の上昇やエンジン停止、再始動不能となるおそれがある。
全車両、エンジン制御コンピュータを対策品と交換するほか、取扱説明書などに注意事項を追記し、説明書を配布する。対策品の全数供給に時間がかかるため、暫定措置として、エンジンオイル量の点検を啓発し、交換基準レベル以上になっているものはオイル交換を実施する。
不具合発生件数は100件で、市場からの情報で発見した。物損事故1件が起きている。