【D視点】閉塞したカーデザインの突破口!…フィアット500

2008年4月8日(火) 21時15分
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クルマのDCもの

昨年の本国発売では、異常なまでの盛り上がりを見せていた新型フィアット『500』が、日本でも、ようやく発売された。このクルマは、2004年のジュネーブモーターショーで賞賛を浴びたコンセプトカー『3+1』(トレピューノ)を、4名乗車のために全長を250mmほど延長するなど市販化に向けたチューニングを施したもの。

3ドアハッチバック、1.2リットル4気筒エンジンにATモードつき5速シーケンシャルトランスミッションを備える。クルマのサイズは、日本の軽乗用車とコンパクトカーとの中間の大きさで、性能はコンパクトカー並み。

丸みを持ったボディラインや、フロントの凸形状のプレスラインなど半世紀前に生まれた初代のデザインディテールを残しながら、スラントしたフロントマスクやヘッドランプ、傾斜の強いフロントウィンドウ、そしてワイドなタイヤなどで時代性を取り入れたレトロモダンが特徴。

レトロでキュートな感じは時代の気分に合っているが、販売価額の225万円は、同じシャシーを使った『パンダ』と比べても割高感が強い。しかし、デザイン重視のファッションのDC(デザイナーズ&キャラクターブランド)ものと同じと考えればリーズナブルな価額。デザインの国、イタリアらしい試みといえる。

《松井孝晏》
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