豊田通商は、三井造船、清水建設、PT Waskita Karyaと共同で、円借款資金によるインドネシア向け「船員教育整備プロジェクト」で、インドネシア国運輸省傘下の教育訓練庁と契約を締結したと発表した。
同プロジェクトは、既存の海事大学3校、海員学校2校、新設する海技大学校1校に、操船シミュレータ、エンジンシミュレータ、荷役シミュレータを核とした船員教育用機材を供与するとともに、その設置に必要な建屋の増改築を行うもの。
プロジェクトによりインドネシアは近代的な初等、中等、高等教育及び再教育船員教育機関のすべてを所有することになり、船員教育での教育体系が完成する。
また、プロジェクトにより今後、インドネシアの海運業を始めとした海事産業への多大な貢献が期待されるとともに、日本の海運業の中で慢性化しつつある船員供給の不足を補う面での貢献も期待されると、している。