気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年1月8日付
●CO2枠EU甘い設定、排出権取引、実績比2倍の企業も(読売・1面)
●08年は? 経営者に聞く、賃上げ、政治への注文(朝日・11面)
●「もっと肉を食べて」「気分高め前向きに」自動車部品工業会長(朝日・11面)
●新車販売不振深刻、7.6%減、35年前の水準(毎日・3面)
●賃上げ1500円で調整、トヨタ労組、春闘で要求へ(産経・11面)
●新日鉄社長に宗岡氏、三村氏は会長に就任(日経・1面)
●クルマ社会曲がり角、興味分散、若者離れる(日経・3面)
●自動車保険2種に統合、東京海上日動(日経・7面)
●そこが知りたい、新興国市場での成長戦略は? ホンダ・福井威夫社長「二輪で先行、販売網を確立」(日経・13面)
ひとくちコメント
「皆さん、お魚ばかりでなくもっとローストビーフとか肉をどんどん食べていただきたい。日本人はもっと肉を食べないと米国に太刀打ちできない。そして、お酒もどんどん飲んで高血圧になっていただきたい。高血圧で高揚した気分になれば社内は明るいムードになるばかりか積極的で前向きな経営判断ができる。しかも、ぽっくり逝けばトップに長く君臨することなく世代交代もスムーズにいく。もっとも、私は低血圧ですが」
---昨7日、東京・港区のホテルオークラで開かれた自動車業界団体の賀詞交換会で、日本自動車部品工業会の鶴正登会長(NOK会長)がこんなユニークな乾杯のあいさつをした。きょうの朝日にも取り上げられているが、経産省や国交省の大臣のおざなりのあいさつの後だけに、ジョークを効かせた鶴会長のスピーチにしらけムードの会場内が大爆笑した。
日本の経営者も秘書が用意した文章を棒読みするのではなく、もっともっと鶴会長のパフォーマンスを見習って欲しいものである。