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大矢アキオ『喰いすぎ注意』…とろけるフィアット

2007年12月1日(土) 23時48分
トリノのチョコ祭りにて。右がうんちくを授けてくれたダニーラさんの画像
FIATグッズブームのきっかけとなったスウェット(FIAT photo)の画像
クレマ・フィアット。今日の製法は1911年に確立されたものの画像
2006年開店したトリノのメガショールームの中にも、グッズショップができたの画像
FIATチョコのさまざまなバリエーションの画像

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クルマよりもグッズが売れて

イタリアではここのところ、FIATロゴ付きグッズが花盛りである。実はその始まりは2003年、フィアットが経営危機の真っ只中にいた頃だ。創業家の御曹司ラポ・エルカーンが、衣料品メーカーとタイアップで、FIATロゴ入りスウェットを作ってみたのである。

1930年代の社章をモティーフにしたものだった。 アパレルチェーンを通じて試験販売したこところ、あまりにコテコテの巨大文字がウケたようだ。プレミアが付くほどの大ヒットとなった。

「これはイケる」と読んだフィアットは、シューズ、リストウォッチと次々にFIATライセンス商品を拡大していった。

最近は、文房具にまでFIATロゴ商品がある。このブームを分析すると、2005 - 06年にかけてはトリノ五輪によるナショナリズムが、ちょっとした追い風になったようだ。また、今年は新型『500』登場によって、新たなFIATライセンス商品がショーウィンドーを飾るようになった。

まあ冷静に観察すれば、スウェット以上に当たったグッズは見当たらないのだが、従来「フィアットはダサい」と言っていた若者たちが自慢げにロゴ入りウェアを着るようになったのは奇跡的である。ひいてはメーカー自体のイメージも改善し、瀕死の状態から立ち直る助けにもなった。最近の自動車メーカーのPR戦略としては、快挙であろう。

《大矢アキオ》
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