全日本学生フォーミュラ…マシンの進歩に体力が追いつかない

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自動車技術会主催の学生のためのものづくり・デザインコンペティション『第5回 全日本 学生フォーミュラ大会』。12日より15日まで静岡県袋井市のエコパで開催された。主催者総評は非常にレベルが高くなったとのことだ。

今年はこれまで最多となる61校が参加した。前回までは、最初の審査項目である車検すら突破できないチームが割合としてかなり多かったそうだが、今年は61校中54校が全5項目(インスペクション、チルト、ノイズ、ブレーキ、ウェイト)をパスしている。

ただし、それが動的審査項目になってくると、さすがにマシンの性能や耐久性、ドライバーの技量や体力といった要素が入ってくるので、まだまだ全項目(アクセラレーション、スキッドパッド、オートクロス、エンデュランス)をパスできるチームは多くない。61校中、4項目すべてをパスできたのは14校だ。

特に主催者サイドとしては、22kmをふたりのドライバーで走るエンデュランスの完走率が低いことを課題としている。実は、各チームともエンジン性能やシャシーの性能が上がってドライバーにかかる負担が増しており、それが問題点となっているようだ。

性能が上がって平均速度が上がった結果、ダウンフォースも増えており、パワステのないマシンはステアリングが非常に重くなっており、ドライバーは体力を消費する。

今年に関しては天気が4日間に渡って晴れ、暑さに体力負けしてしまうケースも多かったようである。そのことに関しては、ドライバーは普段から少しでも重たい荷物を運ぶ役を買って出るなどして、身体を鍛えてほしいとのことであった。

総合優勝は、昨年に続いて上智大学のソフィアレーシングだった。

《デイビー日高》

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