今シーズンのヨーロッパ・ラウンド最後のレースとなるベルギーGPが16日、2年ぶりにスパ・フランコルシャンで行われ、フェラーリが1-2フィニッシュを飾った。
フェラーリ勢は予選から優勢に進め、キミ・ライコネンがポールポジション、フェリペ・マッサが2番グリッドとフロントロウを独占。フェルナンド・アロンソ3番手、ルイス・ハミルトン4番手と今回もフェラーリvsマクラーレンの戦いとなった。
スタートを制したライコネンはトップを快走。マッサもそれを追い、じりじりとマクラーレンを引き離す。終わってみれば完璧な1-2フィニッシュ。ライコネンはイギリスGP以来の今季4勝目を上げた。前回はホームグランプリのモンツァで1-2を食らった借りを返した。
アロンソはオープニングラップでハミルトンを力づくで抑え、両者は最後までポジションを変えず3位、4位でフィニッシュ。アロンソはハミルトンとのポイント差を2に詰めた。BMWザウバーのニック・ハイドフェルドは今回も5位。6位にはニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)が入った。
トヨタ勢はラルフ・シューマッハ10位、ヤルノ・トゥルーリ11位。スーパーアグリは佐藤琢磨15位、アンソニー・デビッドソン16位でダブル完走。ホンダのルーベンス・バリチェロは13位でフィニッシュしたが、ジェンソン・バトンはトラブルのためリタイアした。スパイカーの山本左近も最下位17位ながら無事に完走を果たしている。次はいよいよ富士スピードウェイでの日本GP。