三菱自動車から新型ミドルサイズセダン、『ギャランフォルティス』が発売された。ギャランフォルティスは、『ランサーエボリューション』のベースとなっていた『ランサー』と、日本ではしばらく販売が停止していた『ギャラン』を統合。両車の後継モデルだ。
海外では別パッケージングのギャランがラインアップされているので、フォルティスはランサーとして販売するが、日本ではギャランとランサーが一本化されギャランフォルティスとして再出発を図る。そして10代目のランエボでは、従来どおりランサーエボリューションを名乗る予定だ。
全幅は、グローバルサイズの1760mmに拡大されたが、全長はギャランとランサーの中間サイズとなるもの。エンジンバリエーションは、自然吸気の2.0リットル1本に絞っている。
商品企画部岩崎邦彦さんは「ギャランフォルティスは安全、快適、環境性能を高次元でバランスさせたグローバル基準のスポーティセダンをコンセプトに開発を進めました」という。
「さらに躍動感のあるスタイリングや、軽快でストレスのない走りもセールスポイントとなるでしょう。日本ではセダンの市場は縮小しているので、フォルティスでギャランとランサーをカバーし、さらには『ディアマンテ』からダウンサイズしてくるお客様も獲得していきたいと思っています」
実際に日本ではセダン市場が縮小されているので、複数車種をラインナップしても販売拡大は難しい状況。ギャランフォルティスはスタイリングはギャランの雰囲気が強いが、ランサーのように気軽に乗れる取りまわしのよさも備えているので、両車のポジションをうまく受け継ぐことができるだろう。