6日発表された新型スバル『インプレッサ』のカタログを隅から隅まで調べても「4ドアセダン」はラインナップされていない。
しかし、4月のニューヨークモーターショーでは4ドアセダンも公開されている。日本に導入予定はないのだろうか? 「今のところ予定はありません」というのは、スバル商品企画本部の山内直志さんだ。
「新型インプレッサは5ドアを最初に開発していまして、当初はセダンの計画はありませんでした。ただ、開発の途中段階でいろんな声を聞いたところ、北米ではやはり5ドアよりセダンのほうが受け入れられるという要望が上がり、途中から4ドアを開発したのです」
「日本市場ですか? すでにボディはありますので、今後、求める声があれば、投入もあるかもしれません。これから検討することですね」
日本のファンと自動車メディアは本当にワガママだ。とあるセダンの海外仕様にハッチバックがあれば「日本にもハッチバックを」というし、セダンがなければ「セダンはなぜないのか?」とメーカーを責める。これから発売される自動車雑誌では、インプレッサにセダンがないことについて賛否両論の意見が飛び交うことは間違いないだろう。
ただ、間違いないのは、リクエストが多ければ日本でも4ドアが発売される可能性がある、ということである。4ドアが欲しいなら、声を大きくしてスバルに伝えてみる価値はある。