ホーム > 社会 > 社会

現職警官、ATM窃盗団に覆面パトの情報を流す

2007年5月28日(月) 00時58分

福岡県警は23日、ATM(現金自動預払機)を狙った窃盗団に対し、覆面パトカーのナンバーなどの情報を提供し、その見返りに現金を受け取っていたとして、福岡県警・粕屋署に所属する55歳の警部補を加重収賄容疑で逮捕した。

福岡県警・捜査3課によると、逮捕された警部補は粕屋署・地域課に配属。粕屋交番係長職にあった2004年11月中旬から2005年2月上旬までの間、ATM窃盗団として逮捕・起訴された32歳の男に対し、覆面パトカーのナンバーや手配情報などを教える見返りに、この男から現金数十万円を受け取っていた疑いがもたれている。

警部補は保安課(現在の薬物銃器対策課)の特捜班員だった2002年春までに窃盗団の男と知り合い、いわゆる“情報屋”として使っていたとみられる。警部補はATM窃盗団の捜査には直接参加していなかったが、男に対しては犯行に使用する盗難車の手配状況などの情報を渡していた。

男は後に逮捕・起訴されれることになるが、福岡地裁小倉支部で2006年2月に行われた公判の際に警部補の実名を出し、「情報提供の見返りに金銭を渡していた」と陳述したことから捜査情報の流出の可能性が発覚。警察は警部補から事情を聞くなどの捜査を続けていたが、容疑が固まったとして逮捕に踏み切った。

警察では捜査情報が漏れた可能性は低いと考えているが、警部補を厳しく追及。渡した情報の内容についても確認を進めている。調べに対して警部補は現金授受は認めているが「借りていただけで、見返りではない」などと供述しているという。

《石田真一》

注目ニュース

国が定めた必要とする検査を行わずに車検へ合格したという虚偽の保安基準適合証を作成し、依頼者から約67万円を受け取ったとして加重収賄などの罪に問われた54歳の男に対して、山形地裁は19日、執行猶予付きの...

山形県警は10日、実際には必要な検査を行っていないにも関わらず、車検に合格したという虚偽の保安基準適合証を作成していたとして、小国町内にある民間車検場の54歳経営者と自動車検査員3人を加重収賄と虚偽有...

奈良県公安委員会指定の自動車教習所の経営者が知人の暴力団員からの要求を受ける形で卒業証明書を偽造していた問題で奈良県警は20日、加重収賄容疑で元経営者と元校長の2人を再逮捕したことを明らかにした。

関東運輸局は27日、東京陸運支局で少なくとも10人の検査担当職員が不正車検に関わり、50件のクルマを不正に合格させていたことを公表した。同運輸局は審査の厳正化を求める通達を出すなどの対応策を早急に取る...

RSS

編集部ピックアップ