【シトロエン C4ピカソ 導入】実用だけでない独創のパッケージング

2007年5月26日(土) 15時07分
シトロエン『C4ピカソ』の画像
ビジョスペースの核になるグラスエリアの画像
あたかも、サンルームの中にいるような気分にかられるの画像
センターメーターを中心に直線的なフォルムでまとめられたインパネの画像
シトロエン『C4ピカソ』の画像

シトロエンのミニバンといえば、かつて『クサラピカソ』が日本国内に導入されていたが、その後継モデルとなるのが、「C4」シリーズで発表になった『C4ピカソ』だ。2006年のパリモーターショーで発表。欧州ではすでに発売を開始している。6月21日より日本で販売されるのは、3列シートを備えた7人乗りのみ(5人乗りもジュネーブモーターショーで発表済み)。

最大の注目点は、先代譲りの大型グラスルーフと、ワイドボディが生み出す余裕たっぷりの車内による「ビジョスペース」(ビジョンとスペースを合わせた造語)というコンセプトにある。

じつは新型は、ひとまわりほどサイズが大きくなり、車格がひとつ上にアップしているが、クサラピカソに比べて革新的かつユニークな部分も多い。まさにシトロエンが本来持っている奇抜さがあちこちに見られるのだ。

たとえば大型グラスルーフといっても、最近よく見かけるように、ただルーフがガラスになっているだけでなく、フロントウインド上端まで大きくガラス部分がルーフに回り込んでいる。なんとそれは乗員の頭の上あたりまで続いており、明るい陽射しがさんさんと注ぎ込む。フロントシートに座ると不思議な感覚にかられるほどで、他車には真似のできない開放感を演出しているわけだ。

もちろんデザインという点でも秀でた部分は数多い。モノフォルムを生かした塊感のあるエクステリア。実用性に優れながらも、32カ所にも及ぶ照明など凝ったディテールはC4ピカソらしさを演出する。

またインパネは、操作の仕方に迷うほどの独自性じゅうぶん。3列7人乗りミニバンというと、実用性重視。しかも日本車のお家芸カテゴリーに思えてしまうが、新たなる価値観の創造という点で見る人、そして乗る人の心を大きく掴んでくれるのが、C4ピカソの個性であり魅力だろう。

《近藤暁史》
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