日本損害保険協会はこのほど、2006年度自動車盗難事故実態調査の結果を発表した。調査期間は2006年11月1日〜11月30日で、損害保険会社21社が保険金を支払った事案が対象。
それによると、車上ねらい(車上荒らし)の数は2684件で、カーナビの被害が年々増加しており、被害品総数に占めるその割合は39.2%と、昨年の34.6%から4.6%アップした。
盗難されたカーナビは、半分以上が後付(市販)カーナビ製品だった。純正品と比べて汎用性が高く転売しやすいため、狙われているようだ。後付カーナビを利用する場合は、取り付け位置を工夫し、車外から見えにくい場所に設置することが賢明といえる。
また、バンパーやドアミラーといった外装部品が被害にある盗難事故も増えているとのことだ。最近、銅板の屋根、釣り鐘、滑り台など思わぬものが盗難に遭っているが、くれぐれも盗難には気をつけてもらいたい。