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史上最高額のオークション、成立せず…アウトウニオン

2007年3月18日(日) 11時38分
タイプD。1938年、イギリス、ドニントンパークでのGP。H. P. ミューラー(#1)は4位の画像

ニューヨーク、クリスティーズのオークションに出品され、自動車としては史上最高額、最低でも1200万ドルの価格がつく、と予想されていた1939年「アウトウニオン・Dタイプ」が、そのレーシングヒストリー記録の不備から入札なし、という結果に終わった。

入札希望者から、レース記録についての問い合わせがあり、オークショナーが確認したところ、当初の説明通りのレース履歴がなかったことが判明した。

「そのことで車の価値が減ずることはない」とクリスティーズ側は語っていたが、3月4日に閉め切られた入札で、落札者は出なかった模様。クリスティーズ側では仕切り直して新たにオークションを行う、としているが日程などは未定だ。

オートユニオンはアウディの前身となる会社で、アドルフ・ヒットラーの依頼によりドイツの技術を世界に知らしめるレースカー作りを行った。それこそが、今回オークションに出されたDタイプの原型である。4輪の独立サスペンション、ツイン・スーパーチャージャー付き3リッターV12エンジンなど、当時として画期的な技術の集大成だった。

今回のオークションカーは、数々のヨーロッパグランプリで優勝した車だと考えられて来たが、実際にはフレンチグランプリで6位だったことなどが確認されている。

それでも現存するDタイプは世界に数台。これまでオークションで最高額がついたのは1931年のブガッティタイプ41ロイヤルスポーツクーペで、価格は1100万ドル。

《Sachiko Hijikata, US editor》
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