日産自動車は、4月1日付けの役員体制を発表した。カルロス・ゴーン社長は「新しい役員体制で優先すべきことは、日産が直面している様々な課題解決のために取り組み、2007年度の会社全体の業績を飛躍的に上げることである」と述べ、そのための経営の布陣を敷いたことを強調した。
副社長(EVP)クラスでは、今津英敏常務執行役員が副社長に昇格し、生産及びSCMを統括する。今津氏は6月の株主総会での承認を得て、取締役に就任する予定だ。
高橋忠生副社長は副会長となり、渉外及び知的資産管理を統括する。現在この部門を担当している伊佐山建志副会長は退任する。
カルロス・タバレス副社長はこれまでの業務に加え、経理およびインフィニティ事業も統括する。
山下光彦副社長はこれまでの業務に加え、TCSX(トータル カスタマー サティスファクション本部)を統括する。