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フォードが180億ドルの借入金

2006年11月28日(火) 18時48分
フォードモーター本社。写真はGTのオーナーミーティング(11月)の画像

今年史上最大の赤字決算に終わる見込みのフォードモーターが、「ウェイフォワード」で発表した約4万人のリストラ、工場閉鎖などに必要な費用として180億ドルを借り入れる予定であることが明らかになった。

フォードでは早期退職希望者に最高で14万ドルを支払う予定で、早期退職希望の受付は27日が締め切りとなっている。そのためキャッシュフローが必要となっている。

フォードの負債額は9月30日現在で1億5400万ドルだが、今年の3四半期での赤字総額は69億9000万ドル。今年1月のリストラ策発表時には「2008年には赤字から回復、黒字に転向」と予想していたが、同社ではこの予定が1年先延ばしとなり、09年となりそうだと訂正している。

これを受けて27日、企業格付けのムーディーズはフォード株式の評価を「Caa1」に落とした。これは「投資に適当」とされるランクから7ランクも下の格付けに当たる。同じくフィッチの格付けも投資に適当なランクから5段階下の「B」となった。スタンダード&プアーズでもフォード株の格下げを検討中だという。

企業格付けは、企業の借入金の利子に反映される。つまり格付けが落ちるとフォードの利子負担がさらに重くなることを意味する。

今年のライトトラック売れ行き不振はフォードだけではなくGM、クライスラーをも直撃。今年に入ってからパーツメーカーなどの破産申告はすでに5件となっている。

今回のフォードの借入に対しても、投資家らは「フォードが倒産することを考えれば仕方のない選択」と諦めムード。来年以降の盛り返しに期待するしかないようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》
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