FeliCa一体型ETCカードを国内で初めて開発…大日本印刷

2006年11月8日(水) 12時08分
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大日本印刷は7日、国内で初めてFeliCa一体型ETCカードを開発し、トヨタファイナンスへ納入を開始したと発表した。従来は熱に弱かった非接触ICカードに、自動車内での使用にあたって充分な耐熱性を持たせた。

トヨタファイナンスへは非接触クレジット「QUICPay」(クイックペイ)を利用できるETCカードとして納入する。新型カードは接触方式のクレジット、ETCに加え、非接触クレジット、電子マネーなどのFeliCa方式のサービスの利用が可能だ。

ETCのセットアップ累計は2006年9月に1400万台を超え、ETCカードの発行数量は増加すると同時に、カードは多機能化が進み、ETC付きクレジットカードの利用が増えている。いっぽう非接触クレジットや電子マネーの利用領域が拡大し、これらの小額決済サービスもETCカードで利用したいというニーズが高まってきた。

自動車内で利用するETCカードには高い耐熱性が求められるが、アンテナなど多数の部品で構成される非接触ICカードに充分な耐熱性を持たせることは、これまでの製造技術では困難だった。

今回、DNPは製造技術を工夫し、ETCカードに要求される耐熱性を保持する、FeliCa一体型ETCカードを開発した。新型カードは環境に配慮した非塩ビ素材で、かつ耐熱性を高めたポリエステル樹脂のプラスチックフィルムを用いる。クレジットカードに必須のエンボス(浮き出し文字)加工が可能だ。

トヨタファイナンスは、VISA、MasterCard、JCBの3ブランドに対応したETC一体型クレジットカード「TOYOTA TS CUBIC CARD」へ非接触クレジット「QUICPay」を標準搭載し、10月より発行を開始している。

大日本印刷は、ETCカード発行会社に対して新型カードの販促活動を行い、2007年度で5億円、2007年度から2009年度の3年間で30億円の売上を見込む。

《高木啓》
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