コンセプトを和訳すると魅惑・洗練・高性能。例えば魅惑という言葉はエクステリアにおけるフロントフェンダーの抑揚などに表れていますし、洗練はインテリアなどに顕著です。
【G35/スカイライン 北米リポート】圧倒的なパワー&レスポンス
実際に走り出すと、まず印象的なのがエンジン。レスポンスのよさは圧倒的で、日本人としてはやや煩わしいと思えるほど早開き。つまりアクセル操作に対してスロットルが大きく開く設定だ。もっともこれは北米仕様ならではのものと説明を受けた。
パワー&トルクはまさにじゅうぶん以上。サウンドも気持ちよく一気に吹け上がるさまに、以前のザラついたVQエンジンの印象はない。
ただそれだけに残念なのは、組み合わせられる5速AT。やはりライバルが搭載する6速ATと比べると変速ショックなども大きめで、ワイルドではあるが洗練度は一段落ちる印象だ。また北米仕様のみとなる6速MTも、従来のそれと大きく変わる印象ではなかった。
乗り味は4輪アクティブステアリングを備えるか否かで若干異なるが、基本的にはハードな方向で4輪アクティブステアリングを装備するモデルのほうが、乗り味は硬めである。とはいえレクサス『IS』に比べるとフラットな感じが好印象で、走り全体にカッチリとした骨太感がある。こうした部分は新たなプラットフォームによって実現されたものといえる。
4輪アクティブステアリングは違和感が少ないのがポイント。今回はあまりハードな領域まで確かめられなかったが、高い限界性能を持つだろうことが予想できるだけの感触はある。
気になったのはステアリングのゲインが高く、初期のV35型を思わせたところだが、これも佃CVEいわく「日本仕様ではもっと穏やかな特性になる」と聞いて安心した。同じく乗り味に関しても日本仕様はもう少し穏やかなものになるというから期待ができる。
今回はとくに新しいインフィニティ『G35』ということもあり、北米市場向けゆえの細かな仕様の部分が気になったが、それでもポテンシャルの高さは確認できたといえる。その意味では日本仕様の日産『スカイライン』には期待が持てよう。
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