レクサス『LS460』のボディシェルはスチールとアルミを適宜使い分けたもの。ピラー、フロントメンバー、ルーフサイドなど、モノコックボディの強度や衝突安全性を左右する部分に、それぞれ最適な強度の高張力鋼板を使用し、ボディ剛性の強化と軽量化を両立させている。
アルミ材が使われているのは、ボンネットフード、フロントおよびリアのクラッシュボックス構造、バンパーのリインフォースメント(強化部材)、一体成型のフロントサスペンション・サブフレームなど。
加工精度の向上も図られており、高精度レーザー溶接をさまざまな部位に採用。またキャビンのねじり剛性を確保するため、キャビンとラゲッジルームの間の仕切板であるルームパーティション部にスポット溶接とレーザー溶接を組み合わせた緻密な溶接を施しているという。