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自転車との衝突死亡事故を起こした運転者に無罪判決

2006年8月24日(木) 10時03分

2003年7月、北海道札幌市北区内の市道で、横断中の自転車に衝突し、中学3年生の男子生徒(当時14歳)を死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた33歳の男に対する判決公判が21日、札幌地裁で行われた。裁判所は無罪を言い渡している。

問題の事故は2003年7月23日午前に発生している。札幌市北区新川5条付近の市道を自転車で横断しようとしていた中学3年生の男子生徒(当時14歳)に対し、走行していた乗用車が衝突した。クルマは制限速度を15km/hほどオーバーする約55km/hで走っており、男子生徒は数メートル弾き飛ばされて全身を強打。脳挫傷が原因で死亡した。

検察は「男子生徒が飛び出した可能性がある」として公判請求を行ってこなかったが、今年3月になってクルマを運転していた33歳の男を業務上過失致死罪で在宅起訴。検察側は「事故は被告の前方不注意で起きた」としたが、被告側はこれを否認していた。

21日に行われた判決公判で、札幌地裁の川田宏一裁判官は、「被害者は一時停止せず、市道に進入した可能性が高く、被告に衝突を回避する可能性があったとは言えない」として、捜査段階から採用されていた被害者の飛び出し説を支持。その上で「衝突回避の可能性に合理的疑いがある以上、被告の過失は認められず、犯罪の証明がない」として無罪を言い渡した。

《石田真一》

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