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当て逃げ車両を探したのは民間の信用調査会社

2006年7月24日(月) 12時20分

熊本県警は19日、6月下旬に熊本県合志市内の県道で重傷ひき逃げ事件を起こした28歳の男を業務上過失傷害などの容疑で逮捕した。被害者が民間の信用調査会社に調査を依頼。この会社が修理工場に持ちこまれていた容疑車両を発見したという。

熊本県警・大津署によると、問題の事故は6月29日の午前1時35分ごろ発生している。合志市豊岡付近の県道を走行していた36歳男性運転の乗用車に対し、センターラインを越えて対向車線側に逸脱してきた乗用車が衝突した。双方のクルマは中破し、男性はむち打ちなどで全治2-3週間の重傷を負ったが、相手方のクルマはそのまま現場から逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。被害を受けた男性はこれと平行し、自費で民間の信用調査会社に対して「修理工場を片っ端から当たってください」と調査を依頼。クルマの逃走方向から容疑者の住む地域を推定し、事故で破損した部位と合致する箇所のクルマが修理に持ちこまれていないかを調べた。

この結果、10日に山鹿市内の自動車修理工場で逃走したクルマを発見。調査会社から連絡を受けた被害者が警察に通報。車両検分を実施したところ、破損部位と現場に残されていた破片が合致。任意で事情聴取を行っていた28歳の男が「無免許の発覚を恐れて逃げた」と自供したことから、業務上過失傷害と道路交通法違反(無免許、ひき逃げ)の容疑で逮捕した。男は2004年5月に違反累積で免許取り消しとなっていた。

被害者が信用調査会社に依頼して容疑車両を発見するというケースはかなり珍しいといえる。この男性がどのような経緯で調査会社に依頼したのかは明らかにされていないが、警察の捜査に疑問を感じて依頼したのだとしたならば、捜査のあり方が問われることにもなりそうだ。

《石田真一》

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