米国の投資家カーク・カーコリアン氏の投資会社トラシンダが米GM(ゼネラルモーターズ)と日産自動車および仏ルノーの提携を促す動きに出たことが1日までに明らかになった。
トラシンダはこのほどGMのリチャード・ワゴナー会長兼CEOおよび日産とルノーの首脳あてに提携を提案する書簡を送付した。カーコリアン氏はGM株を約10%保有しており、経営再建を助言するためトラシンダ顧問のジェローム・ヨーク氏をGMの社外取締役として派遣している。
カーコリアン氏は最近、日産とルノーの社長兼CEOであるカルロス・ゴーン氏と米国テネシー州で会談し、3社の提携について議論したと報じられている。日産とルノーは3社提携に関してコメントを控えている。