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175台をパンクさせた男に実刑判決

2006年3月29日(水) 21時04分

2005年8月から10月に掛けて山形県山形市内の飲食店駐車場などでクルマのタイヤをパンクさせたとして、器物損壊の罪に問われた33歳の男と、同幇助の罪に問われていた23歳の女に対する判決公判が24日に山形地裁で開かれた。裁判所は男に実刑を、女には執行猶予付きの有罪を命じている。

この事件は2005年8月から10月ごろにかけて発生した。山形市内にある複数の飲食店駐車場で、駐車されていたクルマのタイヤがナイフのようなもので切り裂かれる事件が続発。合わせて175台が被害を受けた。

警察では現場で頻繁に目撃された軽自動車の所有者を特定。このクルマを所有していた33歳と23歳の女が容疑に絡んだとして逮捕。男は「タイヤをパンクさせることでうさ晴らしをしていた」などと供述。女も男の犯行を静観していたことがわかり、男は器物損壊罪で、女は同幇助罪で起訴されていた。

24日に開かれた判決公判で、山形地裁の金子武志裁判官は「被告は前妻との復縁や就職活動がうまくいかず、飲食店で幸せそうに食事する家族を見ると腹が立ち、不幸せな気持ちにさせてやろうと犯行に及んだ」と指摘。その上で「犯行は常習的で、大胆かつ陰湿。多数の被害者を出すなどしており、社会的な影響も大きい」として、被告の男に懲役1年6カ月の実刑と、犯行に使用したナイフの没収を言い渡した。

また、従犯の女については「当時、同棲中だった被告の男に嫌われたくない一心で犯行を助けた」として、懲役1年(執行猶予4年)の有罪判決を言い渡している。

《石田真一》

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