ダイハツ『ビーゴ』/トヨタ『ラッシュ』(17日発表)のライバルとなる車種は、国内では三菱『パジェロ・イオ』、ヨーロッパでは発表されたばかりのスズキ『SX4』が近いが、あまり競合はしそうにない。
ダイハツの製品企画部チーフエンジニア多田修氏は、「あえてライバルを捜すとなると、国内では、ワンサイズ車格が大きくなる三菱パジェロ・イオが近い存在ですが、やはり基本設計の古さは否めないと思います」という。
「また、ワールドワイドな視点でいうとスズキとフィアットが共同開発した欧州向けモデル『SX4』が近いセグメントにありますが、ビーゴ/ラッシュに比べてよりカジュアルなクロスオーバー系ですので住み分けは可能だと思っております」
「今春以降、欧州を中心に中近東や中南米も含めて販売していく予定で、国内ではビーゴとラッシュで月販2000台、輸出(ダイハツのみ)で月販3000台程度が目標です。将来的には法規関係の問題をクリアして、北米マーケットにも進出していきたいと考えています」