21日、日産のミディアムセダン、『ブルーバード・シルフィ』がフルモデルチェンジを行った。シルフィとしては2代目となる新型は、「美しい」「心地よい」「優しい」という3つのキーワードをアピールポイントに挙げている。
新型シルフィがこの3つのキーワードをポイントに挙げる理由はどこにあるのか。シルフィの開発責任者である、日産自動車商品企画本部チーフ・プロダクト・スペシャリストの松本秀二さんに話を聞いた。松本さんは昨年発売された『ティーダ』の開発責任者も務めた人だ。
「ティーダやシルフィの開発を進めていく中で分かったのが、このクラスのクルマは意外に女性が使う率が高いということでした。もちろん購入するのは、40代から50代の男性ですが、購入時には普段使われる奥様の意見を尊重する方も多いようです」
「そういった背景もあり、女性に気持ちよく乗ってもらいたいというアプローチから、美しい内外装のデザイン、心地よいインテリア、女性の使い勝手を考慮した優しいユーティリティを追求しました。新型は女性が颯爽と乗りこなしてくれるようなクルマに仕上がっていると思います」と説明する。
事実、新しくなったシルフィは、内外装をスタイリッシュなデザインに磨き上げ、豊富な収納スペースを設けるなど、女性にとっても魅力的なセダンにまとめあげられている。