ホンダの福井威夫社長は20日、東京の本社で年末恒例の会見と報道関係者との懇談を行い、2008年秋から日本でも展開する「アキュラ」チャンネルについて「V10エンジンを搭載する『NSX』(後継)を頂点にテクノロジー・オリエンテッドなブランドとして発展させていく」と述べた。
日本での営業開始時には北米と同一のフルライン(現状では6車種)の商品を投入する方針も示した。また、競合するブランドについては「あえて言えばBMW」と指摘した。
一方、トヨタ自動車が今年から営業開始した「レクサス」のキーワードである「おもてなし」については、コンセプトが違うので「あまり考えない」と述べた。
ホンダのアキュラはレクサスより3年早い1986年に米国でスタート、最近では北米で年間20万台を販売する有力プレミアムブランドのひとつとなっている。