三菱自動車は11日、ダイムラークライスラーから資本提携を解消したとの報告を受けたと発表した。ダイムラークライスラーは保有する三菱自株をゴールドマン・サックス・インターナショナルに売却した。
ダイムラーは三菱自動車の筆頭株主だったが、2003年4月に三菱自動車の支援から撤退を表明。その後、三菱自動車が経営再建のために、三菱重工業などが中心となって増資し、ダイムラークライスラーの出資比率は12.42%で、第4位の株主だった。
今回、ダイムラーは三菱自動車株5億4837万株をゴールドマンに売却した。売却代金は公表していない。ゴールドマンはすでに、三菱自動車株を1.03%保有してり、今回の取得で三菱自動車への出資比率は13.45%となり、三菱重工に代わって筆頭株主になった。