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レクサスの超流通がクルマを変える!? 音楽から地図配信へ

2005年10月11日(火) 23時22分
「レクサスG-Linkの音楽配信『G-SOUND』は、レクサスのユーザー層を考えた曲のラインナップに自信があります。『iTunes Music Store』では選曲できない70年代−80年代の歌謡曲を多く取り揃えています。『ザ・ベストテン』をかなりカバーしていると思いますよ。全曲、試聴は無料ですが、現在のところユーザー平均約5曲/月の試聴をしてもらっています。これを購入に結びつけてゆきたい考えています」(トヨタ自動車e-TOYOTA部システム開発室長藤原靖久氏)の画像
「レクサスG-Linkの音楽配信『G-SOUND』は、レクサスのユーザー層を考えた曲のラインナップに自信があります。『iTunes Music Store』では選曲できない70年代−80年代の歌謡曲を多く取り揃えています。『ザ・ベストテン』をかなりカバーしていると思いますよ。全曲、試聴は無料ですが、現在のところユーザー平均約5曲/月の試聴をしてもらっています。これを購入に結びつけてゆきたい考えています」(トヨタ自動車e-TOYOTA部システム開発室長藤原靖久氏)の画像
レクサスの超流通がクルマを変える!? 音楽から地図配信への画像
レクサスの超流通がクルマを変える!? 音楽から地図配信への画像

■配信経路は自由

そこで藤原氏が注目したのが、超流通システムだ。

これは1983年に筑波大学の森亮一氏(当時)が発明したもので、暗号化されたコンテンツの本体と利用権を分離して流通させる画期的なコンセプトである。しかし、1983年当時は高度な暗号化コンテンツを複合化するためのコンシューマー機器のCPUパワーや、利用権の管理に必須の通信インフラの整備が不十分であったため、すぐに実用化されなかった。現在では、マイクロソフトのWindows Media Rights Manager 7やボーダフォンの携帯電話向け映像配信で利用されるほか、地上デジタル放送普及後の本格的な映像配信時代のキーテクノロジーと目されている。

「我々が超流通システムで重要視したのが、オープンな保護技術であること。音楽はもちろん、地図やその他のデジタルコンテンツも、超流通の仕組みの中で安全に配信・流通がさせられます。様々なスキームに適用できる事が重要でした」(藤原氏)

これは裏を返せば、トヨタはデジタル著作権管理の必要性を「音楽配信」以外にも考えていたという事である。さらに、配信経路の自由度の高さも重視された。

「もうひとつ重視したのが、超流通が配信経路を自由に設定できる事です。コンテンツ本体は暗号化されていますから、メディアストレージでの配布はもちろん、将来的にインターネット配信にも対応できる」(藤原氏)

つまり、G-BOOKのデジタル著作権管理技術の背景には、将来的に音楽以外のデジタルコンテンツをインターネットなどを通じて配信する、という考えがあるのだ。そのコンセプトの嚆矢が、WiLLサイファ向けG-BOOKであったのだ。

「とはいえ、WiLLサイファ以後はG-BOOK対応端末を普及させなければならず、2003年のG-BOOKはどちらかというとカーナビの付加価値にならざるを得なかった。2005年のG-BOOK ALPHAの音楽配信で、(超流通システムは)再び表に出たという形です」(藤原氏)

■ライセンスコストがいくらかかるか
■配信経路は自由
■将来は「運転プログラム」も視野に
■リア席向けの映画配信も数百円

開講迫る!
G-Link/G-BOOK ALPHAの戦略
−レクサスに標準搭載されたテレマティクスの全貌−

《神尾寿》
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