北米でもこの秋にフルモデルチェンジしたスズキ『グランドビターラ』(日本名『エスクード』)のカスタムモデルが、早くもアナハイムオートショー(アナハイムモーターショー)に登場した。
『ブリザード』と命名された「スズキ・ライブ・コンセプト・ビークル」のコンセプトモデルはスノーボーダーとラリーのコラボレーションだ。
スノーボーダーの“足”としての装備を充実、ボードを収納出来るサイズで湿気を外に逃がすスリットを設け、防犯とリアビューモニターを兼ねたカメラを設置したルーフボックスをクロモリパイプ製の可動ラックにマウント。インテリアが防水加工されている他、ラゲッジスペースにはブーツを履けるように展開するベンチシートや、その脇にグローブ/ブーツウォーマーなどを機能的に組み込んでいる。
エンジンは2.7リットルV6をツインターボ化。足元は18インチホイールにラリータイヤで固め、サスペンションは車高調整可能なエアーバッグ付き。フリーウェイではローダウンし、ゲレンデでは車高アップでグランドクリアランスを稼ぐことができる。
カスタムを担当した地元オレンジ市のカスタムショップ「The CARLAB」のエリック・ノーブル氏によると「ラリーでも活躍しているスズキのイメージを打ち出すことができた」という自信作。「ルーフボックスやボンネットのスリットは鮫のエラがモチーフ。エアロキットを含め全てのカスタムパーツは見かけ倒しのものでなく、どれもボルトオンで装着されており、量産も考慮して作った」というだけあって、各パーツもこのまま純正アクセサリーとして通用する出来栄えだ。