【日産マーチ・マイナーチェンジ詳報】その3 若者からオヤジ世代までカバーする12SR

2005年9月6日(火) 21時27分
日産『マーチ』12SRの画像
スエード調の表皮が張られた専用スポーツシートを装備の画像
12SRは5MTのみをラインアップするいっぽう、15SR-AはエクストロニックCVTのみを設定の画像
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12SR登場の背景を語ってくれた、オーテックジャパン経営企画室 眞崎敏史さんの画像

『マーチ』は可愛らしい。ふんわりとして柔らかい雰囲気がある。だから女性に人気が高い。オーナーの60%が女性なのだ。しかし「ホットハッチっていいよね。ニッサンにもそういうモデル欲しいよね」という“熱いものを求める男性”からの声もある。そこで“徹底的に尖がったマーチ”の開発が始まった。それが12SRだ。

先代12SRの購入者の90%が男性。年齢分布で見ると25〜30歳に大きく盛り上がり、40歳代で少し減るが、50〜55歳近辺で再び盛り上がりがある。こうした市場背景の実態を、オーテックジャパン経営企画部・部長の眞崎敏史さんに聞いた。

「昔ホットハッチやスポーティカーを乗っていた人がいま、ホビーカー的な目的で購入されています。ワタシも40歳代なのですが、(先代)12SRが出た当時、ワタシより5歳くらい上の人たちが通勤車として購入するケースが多くあり、ビックリしました。かつてはクルマ好きで、いまは家族がいて、家族向きには『セレナ』があって。そして12SRは自分のセカンドカーとして(一種の)オモチャとして乗っていただいている。これは年齢どうこうというより、(気持ちいい走りへの)マインドだと思っています」と分析している。

また今回のマイナーチェンジで、標準車と同じく1.5リッター+CVT搭載のSRをリリース。名付けて15SR-A。「12SRのエンジンでATがほしいという(お客様からの)ニーズもありました。しかし、あのエンジンのトルク特性ではATはマッチしません。1.5リッターのCVTでスポーツモードにすればギア比の固定も可能で、コーナーでのアクセル・オン/オフで走りがじゅうぶんに楽しめます」。12SRで作りこんだシャシー剛性、足まわり、ブレーキなどで走りのベースがキッチリとしているからこそ、トルクフルな1.5リッターを最大限に味わうことができるのだ。(つづく)

《桃田健史》
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