4日、石川県白山市内にあるトラック架装会社の駐車場で、保管していた新車のトラック50台からタイヤが盗まれているのを巡回中の社員が発見した。
警察では転売を目的とした組織的な窃盗グループが関与している可能性が高いとみている。
石川県警・松任署によると、事件が起きたのは4日の午後6時ごろ。白山市徳丸町付近にあるトラック架装会社の社員から「会社の敷地内で保管していた新車のトラックかタイヤが盗まれた」との通報が寄せられた。
同署員が現場に急行したところ、架装作業が終了して保管していた普通トラック50台の後輪外側のタイヤとスペアタイヤが盗まれていることを確認。総本数は150本だという。
現場付近にはタイヤを固定するナットが散乱しており、被害本数の多さから複数の人物が犯行に関わり、一気に持ち去った可能性が高いとみられている。
1日夕方に見回ったときには異常が見られなかったことから、警察では1日夜から4日午前に掛けて何者かが盗んだものとみている。
白山市内では今年5月にも同様の事件が起きており、海外などに転売する目的で盗難を繰り返すグループが存在しているのではないかとの指摘もある。